Dr.FeelGoodの小部屋

小さな楽しみを見つけて、それをつなげて日々を過ごすだけ。

最近のコロナ事情:友人のメールから。

最近では、コロナの報道、まったくマスコミが騒がないが、

実は第11波という状況。

 

第一の前線基地となる、開業医の医師たちは相変わらず、コロナの対応に追われている。

 

最近、あるクリニックの友人とのメールのやり取りがあり、その内情を強くかんじられる内容を一部書いてみる。

少しでもマスメディアとの相違を理解してほしい。

 

以下、出足部分のみ、少々原文引用。

 

「お疲れ様です。

 オリンピックにかき消され、

 場末のクリニックの惨状などは報道に値しないのでしょう、

 毎日コロナ渦の真っただ中にいます。。。。。」

 

この先生は、実に体が頑強である。

ほとんど病気をしたことがない。

しかし、医師だからと言って、感染症で死なないということはないのである。

 

ご尊父は、先の大戦で、関東軍の通信兵で、終戦後もなおロシアによるシベリア抑留2年後に帰国された頑強な遺伝子を持たれている家系ともいえる。

 

(以下、余談ながら、

30代、40代というような抑留兵は、シベリアの厳寒に耐えられず、ばたばたと死んだそうである。死体を埋葬するのに、2日間つるはしを振らないと凍土が砕けず、苦労したという。90歳を超えて、やっとほんの少しだけこの時の様子を息子に語られたという。本当につらかったことは人間、人に語れるものではない、ということである。)

 

コロナ患者が毎日何十人とくる小さな空間のクリニックで奮闘されている。

緒方洪庵をこころの支えにしている、不思議な御仁である。

まったくもって、自分と違い、尊敬に値する医師である。

 

さてさて

僕は心底昨今のマスメディアの報道内容のニュートラル性というものに、危機感を感じ、興味本位だけの報道はやめていただきたいと思っている。

 

とくに、人の死にかかわる医学関連のことは、やはり科学的な根拠が明らかなうえで慎重に報道しないと危機感だけをつのらせる報道になる。

コロナ初期のあの過剰な報道を思い出す。

 

人をあおるだけの報道には、心底、飽き飽きする。

 

(毎回出てくるコメンテーターのおっさんも、素人でもいえるような、月並みなことを言っているに過ぎない。)