先日、私は仕事場でNHKの夕方のニュース番組を見ていた。
ある有名キャラクター商品の販売店に勤めていた女性が、ストーカーによって殺害された事件を取り上げていた。
その報道では、アニメ風の映像を用いて、犯行現場の様子が再現されていた。
そこでは、被害者の女性が仰向けに倒され、その上に加害者が馬乗りになり、包丁で何度も刺し続ける動作まで描写されていた。
私は、その瞬間、強い怒りを覚えた。
もしこれを、被害者のご家族やご友人、あるいは職場の関係者が目にしたなら、どれほど深く傷つくであろうかと思ったからである。
このような報道によって、いったい誰が利益を受けるのだろうか。
報道を制作し、さらにそれを許容した人々の中に、人の痛みや感情に対する想像力を持った者が本当にいるのかと、憤りを禁じ得なかった。
ただでさえ深い悲しみの中にある被害者側の人々を、さらに苦しめるような報道に、いかなる意義があるのか。
私にはまったく理解しがたい内容である。
NHKは以前にも同様を報道をくりかえしており、今回もまた、あきれ果てる思いを抱かざるを得なかった。
国民から金を徴収している報道機関が、民放をめざしてどうなるのか。
このような報道を続ける限り、NHKが国民の信頼を回復することはないであろう。