仕事の関係で、皇居近傍のホテルに泊まるときがある。
皇居の周りは、両側8車線の道路で囲まれている。
その外側は、火山のカルデラのように、周囲をビルで取り囲まれている。
その底に皇居が広がるイメージで、広さは東京ドームの25倍あるそうである。
宿泊代にお金をかけないたちのため、皇居側に窓がある部屋にあたることは少ないが、幸い今日は皇居を8割ほど見渡せる部屋になった。
日曜日の夜は早々に、車の量も減っている。
寝る前に、窓から皇居をみる。
お堀の橋に二つの灯、真っ暗な皇居の森には小さな小さな白い灯が四、五ほど。
たったこれだけの白色の小点が、真っ暗な中に見えるだけである。
この光景には、しばし見入ってしまう。
心底、なんと、つつましやかなことかと。。