映画は、やはりいいものである。 淀川長治氏によれば、「どの映画にも見どころはある。」との弁。 子供のころからよく親父と洋画を見たものだ。 すでに他界しているが、親父は戦前生まれで、終戦時、11才。 戦後占領下のGHQ( General Headquarters=進駐軍…
(少々、年末の疲れもあり、先日寝込み、今回はWikipediaでの第二特務艦隊の内容を丸々引用することにいたします。 あまりに書くことが多くなるため、失敬いたします。 そのほか、自分がしらべたものは、今後また別稿として、記載することにする。) 引用 Wk…
(祖父の軍歴を、引き続き、たどってゆくことにする。 親戚もまったく知らない祖父の軍歴というものを、すこしずつ調べて、自分への手紙のような感じで書いているだけである。) 第一次世界大戦は、半ばを過ぎ、後半に入る年。 この年は、祖父にとって、軍歴…
(引き続き、祖父の軍歴を追ってゆく。タイトルの「大日本軍艦明石」というのは、祖父の水兵軍装写真での帽子のバナーに書かれた文字からとっている。) さて この年、大正5年、1916年は、第一次世界大戦の半ばの年であり、ヨーロッパでは戦闘激化を迎えてい…
(さて、また祖父の軍歴履歴をみていく。) まず時代背景を少々確認する。 Wikipediaで1915年を検索。 自分の知らないおもしろい事件や記載があり、さらに検索していると、本題になかなか入れなくなる。 (知りたいという欲求には、インターネットというのは…
今日は、すこし、気分転換に、祖父の軍歴の話から離れてみる。 さて 自分は、政治や経済に精通しているわけでもないため、以下、あくまで素人が思っていることである。 ただ若いころ2度一定期間だが米国にすんでいたこともあり、若干アメリカ人というものが…
(つづき) 明治44年から海軍に徴兵された祖父の履歴を、引き続き追ってみる。 その前に、 大正3年(1914年)の世間の動きを少々見てみる。 桜島大噴火、東京駅完成、第一次世界大戦勃発、パナマ運河開通の年。 祖父にとって、初めての「戦役従事」がはじめ…
(つづき) まず、この年、大正2年(1913)のニュースを少々ピックアップする。 2月20日、第一次山本内閣成立。 (首相は海軍大将の山本権兵衛である。大蔵大臣は高橋是清。) 6月10日、「森永ミルクキャラメル」が販売(こんな時からあったのか。。) 6月29…
(つづき) 年ごとに、母方祖父の軍歴をたどっている。 さて、この年、1912年は、明治45年と大正元年にまたがることになる。 明治45年7月29日に明治天皇は崩御され、翌日7月30日から大正時代が始める。 余談ながら、 この年におこった世間のニュースを少々書…
(つづき) 厚労省から送られてきた祖父の軍歴を経時的に見ていきたい。 20才になり、約一か月半後にあたる、 「明治44年12月1日、海軍五等木工ヲ命ス」 という記載がみられる。 西暦1911年である。 日露戦争は、明治三十七八年戦役ともいわれ、これが1904年2…
前回のつづき。 祖父の軍装写真を、叔父からあずかり、その後、軍歴を調べてみることにした。 10年ほどのまえのことになり、若干記憶があやしい部分もあるが、たどってみる。 旧海軍の軍歴依頼は、厚労省に担当部がある。 たしか叔父の戸籍を役所で取っても…
10年ほど前、帰省時、母が腰痛を起こしクリニックへ連れて行った。 繁盛したクリニックで待ち時間が長く、一旦自分は近所の親戚の家で待機した。 叔父さんが、こんな写真が出てきたと一枚の写真を差し出した。 (母方の祖父で、自分が生まれた時にはすでに亡…
「洗面器 冷水入れて 玉冷やす」 昨今の暑い夏、なにげなく、つくったものである。 こどものころ、街かどには風呂屋(銭湯)がどこにでもあり、社交場的な存在であった。 ある日、湯船の段になったところに爺さんが座っていた。 若干、前のめりになり、うつ…
朝、仕事部屋で、ふと口ずさんでいた。 なつかしい曲で、ノスタルジック、かつゆったりとした気分にしてくれる。 1970年かあ。。 このころ、すそが、ラッパのジーパンをみんなはいていたなあ。。 渚ゆう子とベンチャーズとのコラボを思い出す。 作曲はベンチ…
先週から、「坂の上の雲」が再放送された。 原作は司馬遼太郎氏。 40代、渾身の作といっていいだろう。 へとへとになったという。 日本人の義務として書いたといわれていた。 (自分は、人生に一度はよんでもいい、日本男児必読の書ではないかと思っているの…
おそらく、「せごどん」のファンは世の中にはおおいと想像する。 自分もその一人である。 なぜかよくわからないが、やはりいいのである。 いろいろな歴史小説家が書いており、かつ、多くの方が読まれていると思う。 海音寺潮五郎、司馬遼太郎などなど。。。 …
ラジオ番組で「月のさばく」がかかっていた。 少々調べてみると、今まで意識しなかった、自分の知らないことが書いてあった。 この「さばく」の漢字表記は、「砂漠」ではなく、「沙漠」というのが正しいという。 「沙」というのは、すなはまのことで、海岸を…
黒沢明の「生きる」のリメイク作品である。 原作のイメージをつぶしたくないので、なるべく見ないようにしていたが、先日見てしまった。 見てよかったと思う。 戦後8年ほどたったころの英国ロンドンを舞台にしている。 内容は大きくゆがめられることなく許…
歌にはいろいろあるが、だめなおじさんを主題にした歌はかなりある。 そういうものに魅かれだしたのは、かなり前からである。 聞いていると、こころが安らいでくる。 心理的な変化としては、以下である。 だめなおじさんを歌った曲を聞いていると、どうも俺…
作家・司馬遼太郎氏の「街道をゆく」シリーズの著作のなかで、 「この土地には、会釈の文化が残っている。」という表現があった気がする。 (記憶がすこし遠く、若干、正確さにかけるかもしれません。) 組織、土地柄、というものに、二元論的な分類があると…
最近では、コロナの報道、まったくマスコミが騒がないが、 実は第11波という状況。 第一の前線基地となる、開業医の医師たちは相変わらず、コロナの対応に追われている。 最近、あるクリニックの友人とのメールのやり取りがあり、その内情を強くかんじられる…
今日の話はあまり品のいいものはないので、ご容赦願いたい。 大学病院というものには、今まで4か所勤務したことがある。 当時教授回診というのは、なかなかのもので、威厳のあるものだった。 自分は外科で、教授はヒトラー以上の権限を持っていたかもしれな…
オリンピックがパリで開催されている。 前回の東京の開催式を思い返すと、やや複雑な気持ちになる。 ヨーロッパの国々が、植民地等、他国からむさぼった利益で、栄華をほこった歴史を、われわれ皆が知っており、その建造物は象徴的存在であることも。。。 し…
「いかなる時でも、不安の種は尽きないが、 なんじ、常に希望を選ぶべし。」 (先日見た映画「丘の上の本屋さん」から引用。) (「これぞ文化だ」と、映画の中の役者がいっていた。) 2000年ほど前に発せられた言葉だが、現代にも通用する。 人間は本当に進…
かなり、あついですなあ。 日本はすでに熱帯ですなあ。 さて 馬齢を重ねるたび、寒がりになると思いきや、暑がりになり、汗をかかず熱がこもる感じで熱中症予備群です。 以下、自分は漢方医学の専門医ではありませんが、少々夏バテのようなとき飲んでもよさ…
運命という言葉。 英語では大きく、二つ出てくるように思う。 destinyとfate。 どうもすこしニュアンスがちがうらしく、destinyはポジティブ、fateはやや悲劇的なもののようである。 ポールアンカの、"You are my destiny"という曲で、前者は耳に残っている…
温暖化の影響もあるのだろう、年々、暑い時期が長くなってきた気がする。 春や秋が短くなるのは、やはり、わしはいやじゃ。 自分の半パン着用の時期はどんどん長くなり、仕事以外では、ほとんど年中半パン生活である。 真夏に一度だけ、老健施設のアルバイト…
昔、聞いた話である。 「女の歳は、頸をみればわかる」というのである。 いくらうまく化粧をして化けても、首を観察すれば、年齢がわかるというわけである。 やせた老婆に特有の筋張った頸を形成するのは、頸の皮膚のすぐ下に、広頚筋(こうけいきん)という…
新札が出るようである。 少子化時代、このふたりのおじさんが選ばれたことに、なにかしら、小生、顔面筋がゆるむ。 財務省的なジョークなのであれば、座布団数枚あげたいところ。 そもそも、助兵衛なひとは、いいかんじのひとが多いような気がしていると以前…
「せっかち」とは、大辞林によると、急せき勝かちの転かと、ある。 気ぜわしいこと。性急なこと。気が短いこと。また、そのさま。 (以下、はじめに内容の誤解をうまないように、自分は日本人であることをまず書いておく。現在のマスコミに多く見られる<悪…