歌にはいろいろあるが、だめなおじさんを主題にした歌はかなりある。
そういうものに魅かれだしたのは、かなり前からである。
聞いていると、こころが安らいでくる。
心理的な変化としては、以下である。
だめなおじさんを歌った曲を聞いていると、どうも俺の方がまだましだと、思い始める。
相対的な、優位性を自分に感じ始める。
何度も聞いているうちに、俺はまだまともな人間なんだと、勝手に思い込むにいたる。
翻って、科学ですら絶対的なものではなく、相対的なものであると、偉い先生が言っているわけであるから、そうにちがいない。それでいいのだ。
さて、
サンフランシスコベイブルース。
エリック・クラプトンが、生ギターでのアルバム・アンプラグドでも弾き、注目度はたかいが、オリジナルはジェシーフラーである。
こちらははるかにいい感じにしあがっている。
というか、このおじさんそのもののいきざまではなかったのか。。。
このジェシーフラーは、旅芸人風の一人芸(ワンマンバンドスタイル)で、ギターを弾きながら、バズーをふき、歌い、足ではバスドラを踏むという芸達者な人である。
こういう曲はおそらく実体験がなければかけないだろう。
高田渡の武蔵野タンポポ団の日本語歌詞とかも、聞いてみてもいいかもしれない。
いずれにせよ、ジェシーフラーとこの曲の主人公には心底感謝する。
参照
サンフランシスコ・ベイ・ブルース (曲)
「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」("San Francisco Bay Blues")はアメリカのフォークソングで、一般的にもっとも有名なジェシー・フラーの作品と見做されている[1]。フラーが1954年に初めてこの曲を録音したのは World Song と呼ばれる小さなレーベル向けだった(発売は1955年)[2]。この曲は、ランブリン・ジャック・エリオット、ボブ・ディラン、ジム・クウェスキンらによるクラブでの演奏で1960年代前半に広く人気のある曲となった。カバー演奏の録音は、ブルース・バンド、ポール・ジョーンズ、ジム・クロウチ、ウィーヴァーズ、サミー・ウォーカー、ブラザース・フォア、ダッパー・ダン、ポール・クレイトン、リッチー・ヘブンス、エリック・クラプトン、フラットランダーズ、ポール・マッカートニー、ホット・ツナ、ジャニス・ジョプリン、ジョン・レノン、ピーター・ポール&マリー、マンゴ・ジェリー、グレン・ヤーブロー、ジョージ・エリアス、フィービ・スノウ、ウェイヴ・ピクチャーズ、ハリファックス・スリー、エヴァ・キャシディなど数多くのアーティストによって行われている。カズーのソロをフィーチャーした「ワン・マン・バンド」スタイルの解釈は、フラー自身によって1962年のコンサートで録音された。この演奏はスミソニアン・フォークウェイズのコンピレーション Friends of Old Time Music に収録されている[1]。
トピック・レコードは1959年に Working on the Railroad と呼ばれる10インチのヴァイナルLPでオリジナルのジェシー・フラーのバージョンを発売したが、これはトピック・レコードの70周年ボックスセット Three Score and Ten の1枚目のCDの6曲目に収められている。
この曲は、オリジナルのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの「サンシャイン・プラザ」で演奏された数多くのカリフォルニア関連の曲の一つだった[3]。