相変わらず、呆けて時を過ごしていた。
最近、通訳ガイドの人が書いた本をときどきめくっている。
左ページに日本のこと、右ぺージにその英訳。
はじめ英語の勉強のために買ったのだが、あまりに日本のことを知らないことが露呈されてきて、日本語のページの方を食い入るように読んでしまっている。
黎明期のソニーの盛田昭夫さんは海外への売り込み担当であったようであるが、回想録でとにかくパーティーが心底苦痛だったと書いている。
そういう場では、外国人から日本のことをよく聞かれるものである。
日本のことを説明できない自分を痛感させられるからでもあろう。
例えば、日本のダンスについて、「日本舞踊」のことをきかれたとしよう。
おおくの場合、外国人は歌舞伎の踊りを連想しているという。
実際には、3種類ある。
「舞」は、平面上での旋回運動を主体としたもの
「踊り」は、跳躍のような上下運動を取り入れたもの
「振り」は、情緒や状況を表現するもの、
とこの本は説明し、英訳している。
どれほどの日本人がこのことを、外国人に説明できるだろうか。。。
(もちろん、自分はできません。)