アメリカ生活での可笑しさを一つ紹介する。 病院から帰った後は、借りていた自分のアパートメント(マンションという言い方は聞いたことがない。)近くのレストランまで歩いて、夕飯を食べていた。 当時若かったのでよく肉をたのんでいた。 日本より安いが、…
昨日、JAPANが敗退した。 対戦リーグが決まった数年前からこのアルゼンチン戦が山場と思っていたが、危惧していたことが現実となった。 日本酒をあおった。。。(仕方ないオッサンです。) (ギターを持ったら、自然に玉置浩二の「メロディー」が口からでて…
若いころからいたずら好きなMという男がいた。 時々死んだふりをして、人を驚かすのである。 しかし、年季とともに社会的矯正され、その芸をすることをかなり長く忘れていた。 年をとり、脳の前頭葉が次第に萎縮し、抑制がきかない年齢になった。 集まりがあ…
駅のちかくで一杯飲んだ時、立ち寄るおおきなM珈琲。 立派なカウンター席に座って、前に並べてあるコーヒーカップや煎れている光景を見ながら、コーヒーをのんでいた。 しかし3年ほどまえ、煎れてくれるおにいちゃんが、神戸にかえり、メンバーもどんどん変…
先日のイングランド戦、早朝から見るべきか悩んだが、体が見たいらしく、目が覚めていた。 敗因は、ボールが動いているフィールドプレーでの、キックプレイの精度の差であったと思う。成熟度の差といってもいい。 トップリーグへ参入してゆくには、キックプ…
ラグビーワールドカップが始まる。 すこし楽しみができた。 さて、今回のフランス大会。 コロナの影響で日本チームは他国より活動期間が短く、苦戦が予想されている。 しかしながら、フェアプレーで、気持ちのいい試合を期待する。
丸いものを三角と言ったり、三角を四角と言い切ったりする、そういう観念論を振りかざす人種から離れて生きようと思ってきた。 左でも、右でもなく、中庸を行きたいと意識してきた。 八月になると心がおちつかなくなり、靖國神社へ行く。 戦争で亡くなった人…
来月9月1日で関東大震災から100年経つそうである。 (1923年大正12年9月1日。死者10万5000人。) さて、「天災は忘れたころにやってくる」の言葉でもしられている、寺田寅彦の「柿の種」のなかに、この震災後早期の自然の復元力について興味ある記載がある。…
The Band のギタリストだったロビー・ロバートソンが先日亡くなられた。 お冥福をお祈りします。 年をかさねるごとに、このThe Bandはこころに溶け込み、そのなかの彼のギターもThe Bandそのものだったと思う。 なかなかまねできないようなギターの弾き方で…
ボブ・ディランがノーベル文学賞を取った時、多分、このひとの詩がいいのだろうなあ程度にしか思っていなかった。 ほとんどこのひとの曲も聞いていなかったし、もともと洋曲はBGMと割り切り、歌詞を味わうという習慣があまりなかった。 The Band(ボブ・ディ…
この春頃、50年ぶりくらいに、この本を読み返した。 精神科医である筆者が、水産庁調査船での船医の体験をユーモラスに描いたものである。 発刊は、1960年、昭和35年。戦後15年ほどたったころ。まだ、都会でも舗装が完全ではなく、雨の日は学校の行きかえり…
非常勤勤務で、週に一度行っている病院がある。 外来についてくれた事務のおばさんが、「今年の夏のボーナスは減給になります」と小声で言われた。 この病院は大都市近郊の中規模個人病院で、自分が驚くほどにコロナ対策に打ち込み、多くの労力を投じていた…
胃の不調を訴えてこられる患者さんは実におおい。 以下、あくまで私見である。 まず、自分が若いころと違い、胃癌患者の数は、大腸癌患者と逆転し、減少傾向にある。しかし、良性の疾患を含めると、たいへん多い病気といえる。 また、心疾患、脳疾患、その他…
太宰治 「津軽」から
先日、本屋でなつかしい本、チャート式数学をみて愕然とした。 なんと本の厚みが自分が高校生だったころの2倍はある。 各教科、ワシの時代の、2倍は勉強させられているわけか。。。 本田宗一郎が、「昔は漢字をたくさん知っているやつが偉かった。今は知識を…
ひとにとって、あまり意味がないと思えることに、この本の筆者は情熱を注いできた。 サブカルチャーに興味のある自分は、何年も以前に、この本を本屋で見つけすぐに買おうとしたが、たまたま長いレジ列があり、あらためて読んでいるうちに阿呆らしくなり、一…
以下、あくまで私見にすぎない。 僕は、芸人というものは、観客に感動を与える、その一点だけあれば、それだけでいいと思っている。 まったく全人的なものは求めない。 人間はそもそも一つのことができれば、それで十分である。 自分をふくめ、それすらでき…
最近ラジオでかかっていた曲。 詩の内容が、なんともいえない奥ゆきと味があり、一本筋の通った哲学観を感じるものである。 しばし感心して、一体だれが作詞したのかと調べてみると、なんと金子光晴氏。 やはり格の違いを感じる。 以下、歌詞 父と子が二人で…
酒のうまさは、だれとのむかということにつきるかもしれない。 馬齢を重ねると、我慢してまで、気乗りのしないひととはもうのみたくなくなった。 酒の味や、酒のあてがうまいとか、場所がきれいとか、女がどうだこうだというのは、どうでもよくなった。 以下…
先日、ラジオをかけていた時に、かかっていた曲。 晴天で、風も心地よく、実にいい季節になってきた。 たくさんのひとがカバーしているジャズスタンダード曲だが、カーミット・ラフィンズのものはいい。 味がある。 (On the sunny side of the streetは、明…
以下、あまり上品な話ではありませんが、しかしながら、若干、好きな話なので書きます。 氏の本に書いてあったもので、だいたいこんな内容です。 ある新聞にビートルズのことを書いたときに、文末に「ビートルズの泊まったホテルのボーイと知り合いで、ビー…
黒澤明監督の映画「生きる」。1952年の作品。 名優、志村喬が雪の降る公園のブランコのシーンで、口ずさむ曲である。 この作品の象徴的な場面である。 全編を通してみ、最後のこの場面にいたると、なんともいえないこころもちになる。 すこし調べてみると、…
どうも、渋沢栄一の言葉のようです。 近くの神社に散歩に行ったとき、そのような言葉が紙に書いてありました。 渋沢栄一という人は、若干、好きなひとかもしれません。 助平だったようです。 (余談ながら、自分は、助平なひとはいい人が多いような気がして…
時々、寝る前に枕元で聞いている曲。 北は函館から始まり、南は枕崎、鹿児島で終わる。 日本を南下、なにかしら一日おわった感じで、落ち着つける。 知らなかったのだが、この歌詞は1969年、雑誌「平凡」で、募集されたものがもとになっているという。 歌詞…
これも、いろいろな見方や切り口があります。 今回は、自分のすこし思っていることを書きます。 組織の効率化をどんどん進めていくとどうなるのか、究極の組織は何なのか? これは、どうも、軍隊だそうです。 わたしのいる医療の世界は、ほぼこの真逆の世界…
「ご安心ください。わたしをふくめ、皆さんビョーキですから。」 (ある文庫本の帯から改変借用。)
以前、プロとアマの違いについて少々自分の思うところを書きました。 「安全性の確保」がなされているかどうか、という点についてふれました。 以下、その2として。 これは大酒飲みのある教授が宴席で言っていたことで、時々思い出すことがあります。 アマと…
先日、静岡清水界隈をぶらぶらと、オッサン二人で散歩した。 相方は、小生のプレゼントしたスキットル持参でちびちび焼酎を飲んでいた。 気候の穏やかさは、人の大らかさを生むものであり、いい旅だった。 家康の隠居地。 気候といい、土地柄といい、申し分…
1969年、高田恭子のデビュー曲。 なにかしら、初期のエリック・クラプトンのギターサウンドでよくいわれたウーマン・トーンという表現があるが、そういうふうな人の声といっていいかもしれない。 作詞作曲は、小生の敬愛する浜口庫之助(はまぐちくらのすけ…
最近、猿を相対的に見下げたような発言となった、unhealthyなる批判勢力政党のある議員がいたようである。 公の場での、猿発言で、その地位をもおびやかされることになろうとは、思わなかったことだろう。 (さて横道にそれます。) すでに30年ほど前の話に…